形成外科 2021年6月号
眼瞼痙攣の病態生理と診断・治療
第64巻6号:眼瞼痙攣はきわめて難解かつ難治な疾患で,脳神経内科,眼科,形成外科の3科で,それぞれ違った視点からアプローチされている。本特集は,3科の先生全員から,専門的立場から見た本疾患の病態生理と治療法について示唆に富む論文をご執筆いただき,眼瞼痙攣の全体像と将来像が見えてくる内容となった(「企画にあたって」より)
第64巻第6号(2021年6月号)
●随想 「形成外科ほど素敵な仕事はない」 (杉野宏子) 623
●特集 高度・中等度
眼瞼痙攣の病態生理と診断・治療
企画にあたって (岡崎 睦) 625
脳神経内科医の立場から見た眼瞼痙攣の症候学 (目崎高広) 627
眼瞼痙攣の病態生理 (鈴木幸久) 637
眼瞼痙攣の診断と治療法 (清澤源弘ほか) 644
眼瞼痙攣の診断とボツリヌス治療の実際 (岩佐真弓ほか) 655
眼瞼痙攣の外科的治療と術後評価 (森 弘樹) 662
眼瞼痙攣・開瞼失行における現状での私の手術療法 (村上正洋) 670
多数箇所筋切断による筋肉の不動化とADM手術を組み合わせた眼瞼痙攣の新しい治療法 (野平久仁彦ほか) 682
●コラム:編集委員長コラム[第22回] (細川 亙) 691
●連載:私の心に残る1症例 No.29 (安田 浩) 692
●連載:形成外科NEXT―次世代の本音―
こころ構え (山下修二) 696
●連載:教室だより北~南
No.78 がん研有明病院 形成外科 (矢野智之) 698
●連載:短編小説で綴る論文探訪 たんろんたん
回転技:口唇交差皮弁 (寺尾保信,去川俊二) 702
●原著
外傷性眼球陥凹に対する肋軟骨移植において生理食塩水注入を用いた移植量測定法の検討 (有沢優子ほか) 704
●症例
Simpson-Golabi-Behmel症候群の2例 (太田有紀ほか) 710
5カ所のヘルニア門を有する白線ヘルニアの1例 (小島康孝ほか) 718
示指と小指との合指症の1例 (范 綾ほか) 723
●工夫
折れ耳・立ち耳形成術における余剰皮膚の真皮脂肪移植を用いた対耳輪形成法 (宮野竜太朗ほか) 730
◆外国文献抄訳 PRS Vol.146 No.4 (力丸英明) 736
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