形成外科 2022年10月号
新規創傷治療材料をいかに活かすか
新規創傷治療材料では,創傷被覆材,人工真皮製材のほか,生物学的製材も取り扱われるようになった。これらは,すべての創傷に適応があるわけではなく,急性創傷,慢性創傷,感染性創傷などさまざまである。形成外科(創傷外科)医は,創傷に対応する機会が他科に比べ圧倒的に多く,素材,特徴,くせ,取り扱い方を熟知していなければならない。
●随想
自分なりのハードル (覚道奈津子) 1131
●特集
新規創傷治療材料をいかに活かすか
企画にあたって (寺師浩人) 1133
ソーバクト(R) (藤井美樹) 1135
アクアセル(R) Agアドバンテージ (櫻井 敦) 1144
ペルナックGプラス(R) (松峯 元) 1152
OASIS(R)細胞外マトリックス (黒川正人ほか) 1158
シルクエラスチン(R)を用いた新規創傷治療材料の開発 (野田和男ほか) 1166
エピフィックスの使用経験 (大山拓人ほか) 1177
●コラム:編集委員長コラム[第38回] (細川 亙) 1189
●連載:形成外科NEXT―次世代の本音―
ぼちぼち (羽多野隆治) 1190
●連載:教室だより北~南
No.94 長崎医療センター 形成外科 (藤岡正樹) 1192
●連載:短編小説で綴る論文探訪 たんろんたん
大きな島から小さな島へ:母指化術と神経血管柄島状皮弁 (寺尾保信,去川俊二) 1198
●経験
形成外科領域における超音波ガイド下坐骨神経ブロック(膝窩部アプローチ)の有用性 (桑原 郁ほか) 1200
Trans womanの外陰部女性化術とS状結腸造膣術における希釈式自己血輸血の有用性 (林 昌伸ほか) 1208
●症例
先天性外眼筋線維症による眼瞼下垂症の1例 (金子貴芳ほか) 1214
●工夫
下眼瞼・頬部骨膜下リフトに脂肪移植を併用した下眼瞼除皺術 (田中哲一郎) 1220
◆外国文献抄訳 PRS Vol.149 No.2 (清水史明 1227)
INFORMATION 1233
投稿規定 1234