インストラクション・クラニオフェイシャル・サージャリー 改訂第2版
すぐに使える骨切り術の技(テク)
顔を扱うすべての形成外科・美容外科のために。
イラストでわかりやすく解説,もうクラニオは特別じゃない!
待望の改訂第2版!!
術式を変えるきっかけは、常に「顎間固定は、しなくちゃダメなんですか」とか「入院期間をもっと短くできませんか」といった、患者さんの希望からでした。こうした声に応えることは、私自身、手術に対する考え方や手技の合理性を見直すことにつながっていますので、いつも患者さんのささやかなわがままを、ありがたく拝聴しています。
また、手技の変更にあたっては、同じくクラニオフェイシャル・サージャリーを手がけていらっしゃる形成外科医・口腔外科医の方々に、たいへん多くのことをご教示頂きました。惜しげもなく知識や経験をシェアして頂いたことに、とても感謝しています。
これからも本書が、みなさまのスキルアップのお役に立ち、多くの患者さんの幸せに繋がってゆくことを願っています。 (序文より)
1 骨を扱うときの基本的な考え方と手技
1-1 手術前の準備では
1-2 手術が始まったら
2 インスツルメント編
2-1 鋼製小物
2-2 サージカルモーター
2-3 プレート、ワイヤー
2-4 その他
3 アプローチ編
3-1 経結膜切開 transconjunctival approach
3-2 下眼瞼縁切開 subcilial approach
3-3 冠状切開 coronal approach
3-4 鼻腔内切開 nasal approach
■鼻孔縁切開 rim incision
■軟骨間切開 intereartilaginous incision
■梨状孔縁切開 piriform marginal incision
3-5 口腔内切開 oral approach
■上口腔前庭切開 upper vestibular mucosal incision
■下口腔前庭切開 lower vestibular mucosal incision
■下顎枝前縁切開 lower lateral vestibular mucosal incision
4 骨切り編
4-1 Le FortIII型骨切り術 Le FortIII osteotomy
4-2 Le FortI型骨切り術 Le FortI osteotomy
4-3 下顎枝矢状分割骨切り術 sagittal splitting ramus osteotomy
4-4 おとがい水平骨切り術 genioplasty
4-5 上顎分節骨切り術 anterior segmental osteotomy of maxilla
4-6 下顎分節骨切り術 anterior segmental osteotomy of mandible
4-7 鼻骨骨切り術 nasal osteotomy
■鼻外法 external approach
■鼻内法 internal approach
■斜鼻や鞍鼻の場合
4-8 下顎角形成術 angle splitting osteotomy
4-9 頬骨骨切り術 zygomatic osteotomy
■冠状切開ありの場合 through bicoronal incision
■冠状切開なしの場合 without bicoronal incision