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日常診療・業務に役立つ 結核病学

財団法人結核予防会 会長
青木 正和 著

B5判・172頁・本体価格5,000円・2002年
ISBN4-7719-0246-1

【書籍名】日常診療・業務に役立つ結核病学
【品番コード】00246
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要旨

2000年9月から1年間,12回にわたって「日本胸部臨床」誌に『日常診療業務に役立つ結核病学』と題して連載した小論を,一部訂正,加筆して出版す ることとした。このように広2068汎な問題を一人で書くことは誠に無理なことと承知しているが,1954年に結核予防会結核研究所に勤めてからおよそ 45年間にわたる結核についての経験を,敢えてまとめてみようと決心したのは,最近では新しい研究成績も踏まえたわかりやすい成書を手に入れることがなか なか困難だし,結核についての正しい知識はまだ当分の間不可欠と考えたからである。したがって本書では結核の基礎的研究については立ち入らず,日常診療や 保健所などでの日常業務に役立つ事実をできるだけわかりやすく記載するよう努めたつもりである。

各章の最初には「概説」として当該分野の研究発達の道筋を簡明に記載し,それぞれの分野の研究がどのように進んできたか,今何処に到達しているかを理解 できるようにした。また,これに続いて記載した本論では,いたずらに新説や難しい基礎的な理論に走ることなく,日常の仕事に直接役立つ事項を中心にできる だけ理解しやすく記述したつもりである。こうすることによって,医師だけでなく,保健婦(士)など関連分野の方々にも役立つ本になることを願った。

筆者の恩師,岡 治道,隈部英雄,岩崎龍郎の諸先生方は「事実を自分の眼で見,自分の頭で考えて理解し,自分の言葉で言えるようになって初めて本当に理解できたと言える」 と繰り返し教えられた。また,肺結核症という病気を本当に理解しようと思ったら,肺を見るだけでなく,全身の変化を観察し,さらにその患者が今まで生きて きた社会,国,そして世界を広く考えるよう教えられた。このような教えをできるだけ守りたいと考えたが,結核病学だけに限っても学問の範囲は広大であり, その進歩は眼を見張るほど早い。今回,連載した論文を見直し,多くの追加,訂正を加えたが,なお誤り,誤解,不勉強などが少なからず残されていることを恐 れるものである。

もとより浅学非才の身,本書の誤り,加えるべき事項などにお気づきの節には是非ご一報下さいますよう伏してお願いする次第である。

2002年3月
青木正和

もくじ

1.序説

 

2.結核の感染

 

3.結核症の発病

 

4.結核症の進展

 

5.結核症の診断(1)感染の診断
  (ツベルクリン反応検査)

 

6.結核症の診断(2)発病の診断

 

7.結核症の治療(1)原則的事項

 

8.結核症の治療(2)化学療法の実際

 

9.結核症の治療(3)化学療法の問題点と今後の対応

 

10.結核症の予防(1)BCG接種

 

11.結核症の予防(2)化学予防

 

12.肺外結核症

 

13.わが国の結核の現状

 

14.わが国の今後の結核対策

 

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