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必携・耳鼻咽喉科学



本体価格:12500円
ISBN4-7719-0121-X

【書籍名】必携・耳鼻咽喉科学
【品番コード】00121
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医学生が耳鼻咽喉科学を学習するに際し,情報過多の現代には戸惑うことも少なくないであろう。耳鼻咽喉科学の進歩は,診断および検査,治療法の面において,とくに目覚ましいものがあり,さらに頭頸部外科を包括して耳鼻咽喉科・頭頸部外科の名称も用いられている。しかし,一方において分科の尖鋭化も進み,その細部にわたる研究も著しい。このような時代において,耳鼻咽喉科学の卒前カリキュラムの到達目標としてどこに視点を置き,どのようにして医学における耳鼻咽喉科の理解と学習メリットの向上を図ればよいかという課題が横たわっている。

医学生にとって一つの目標である医師国家試験は不可避の過程であり,国家試験のレベルや内容が卒前教育において履修すべき知識を求めるものであることを思考すれば,その出題基準を踏まえた教科内容が有用であると確信している。かかる観点に基づき,本書においては基本的臨床知識をはじめ医学・医療総論を重視し,臨床知識に直結する基礎的項目にも意を尽くし,出題基準の項目別に編集方針が行なわれている。

医学生諸君が志向する専門医学が,たとえ耳鼻咽喉科に限らなくとも,耳鼻咽喉科学全般の概略を把握し,本書を通して他の領域との関連をさらに深め,医学の理解に役立つ必携の書として出版された次第である。

執筆に当たった方々は,若手の専門家としてそれぞれの立場で活躍しておられ,自らの経験と知識を活かし,現実的な勉学に即した内容を盛られており,耳鼻咽喉科を学ぶ医学生にとって必ずや期待に応えるものと信じている。

ご協力を戴いた諸氏に深く感謝する次第である。

なお,本文ならびに見出しの中で重要な語句は,それぞれカラー文字で示した。また,重要な図表は全体に淡い色刷りにしたので,学習の便に益するところが大きいことと思われる。

末筆ながら,本書の出版に当たって,克誠堂出版・林靖英氏ならびに各位のご尽力に厚く御礼を申し上げます。

平成5年1月
編者ら

もくじ

I.総論

A.正常構造と機能 2

1.気道の構造と機能 飯沼壽孝 2

A.鼻・副鼻腔の構造 2
B.鼻・副鼻腔の機能 3
C.鼻・副鼻腔の正常X線画像 4

2.口腔・咽頭の構造と機能 戸川 清 6

A.口腔・咽頭の構造 6
B.口腔の機能 11

3.食道の構造と機能 日野原 正 12

A.食道の構造 12
B.食道の機能 15
C.加齢による食道機能 17

4.咽頭のリンパ組織の構造と機能 犬山征夫 18

A.扁能の構造と機能 18
B.咽頭のリンパ組織の構造と機能(Waldeyer 咽頭輪) 20

5.聴覚系の構造と機能 坂井 真・新川 敦 22

A.聴器の構造 22
B.聴覚の生理機能 27
C.聴器の正常X線画像 31

6.前庭平衡系の構造と機能 野村公寿 34

A.末梢前庭器官の構造 34
B.末梢前庭器官の機能 37

7.嗅覚・味覚系の構造と機能 池田 稔 40

A.嗅覚系の構造と機能 40
B.味覚系の構造と機能 42

8.喉頭(発声器)の構造と機能 鈴木理文 43

A.喉頭の構造 43
B.発声の機序 45

B.主要症候とその病態生理 47

1.めまい 竹山 勇 47
2.嗄声 鈴木理文 51
3.舌の異常 鈴木理文 54
4.顔面神経麻痺・痙攣 池田 稔 55
5.開口障害 廣瀬 肇 59
6.音声・言語障害(失語を含む) 廣瀬 肇 61

A.音声障害 61
B.言語障害 62

7.聴力障害 小田 恂 62
8.耳痛,耳・耳周囲の腫脹 小田 恂64
9.耳鳴 小田 恂 65
10.耳漏 小田 恂 67
11.耳閉塞感 小田 恂 68
12.鼻閉 竹山 勇 70
13.鼻汁 竹山 勇 71
14.くしゃみ 竹山 勇 72
15.嗅覚異常 竹山 勇 73
16.いびき 竹山 勇 74
17.鼻出血 竹山 勇 75
18.咽頭痛 竹山 勇 76

C.予防と健康管理 79

聴覚・言語障害児の早期発見 田中美郷 79

D.診察法 84

1.顔面・頸部の診察 三宅浩郷 84
2.鼻・副鼻腔の診察 三宅浩郷 89
3.口腔・咽頭・喉頭の診察 藤井一省 92

E.検査 97

1.聴覚・平衡機能 97(項目のみ記す)
2.涙液分泌検査 97(項目のみ記す)
3.唾液分泌検査 97(項目のみ記す)
4.嗅覚・味覚 97(項目のみ記す)
5.発声・発語 永渕正昭 98

A.発声機能検査 98
B.構音検査 100

6.画像診断 103

A.X線 飯沼壽孝 103
B.CT 橋本 省 106
C.MRI 橋本 省 109
D.RI 石毛俊行・金子敏郎 112
E.超音波 石毛俊行・金子敏郎 116

7.内視鏡検査 山下公一 120

A.総論 121
B.各論 123

II.各論

A.耳 136

1.難聴 森満 保 136

A.難聴 136
B.伝音難聴 147
C.感音難聴 148

2.めまい 上村卓也 150
3.外耳疾患 星野知之 160

A.外耳道異物 160
B.耳垢栓塞 161
C.急性限局性外耳道炎(耳せつ) 161
D.耳帯状疱疹 162
E.外耳道湿疹 163
F.耳介軟骨膜炎 164

4.中耳疾患 中野雄一 165

A.鼓膜炎 165
B.急性中耳炎 165
C.耳管狭窄症 167
D.滲出性中耳炎 168
E.癒着性中耳炎 171
F.慢性中耳炎 171
G.真珠腫性中耳炎 172
H.乳様突起炎(乳突炎) 173
I.耳硬化症 174 J.耳性頭蓋内合併症 175

5.内耳疾患 176

A.内耳炎 神崎 仁・泰地秀信 176
B.内耳梅毒 神崎 仁・泰地秀信 177
C.音響外傷 神崎 仁・泰地秀信 178
D.騒音性難聴 神崎 仁・泰地秀信 178
E.中毒性難聴 神崎 仁・泰地秀信 180
F.老人性難聴 神崎 仁・泰地秀信 181
G.乳幼児の難聴 神崎 仁・泰地秀信 182
H.遺伝性難聴 神崎 仁・泰地秀信 183
I.聾(ろう) 神崎 仁・泰地秀信 184
J.突発性難聴 高橋正紘 185
K.原因不明の感音難聴 高橋正紘 186
L.機能性難聴 高橋正紘 189
M.メニエール病 高橋正紘 189
N.良性発作性頭位めまい症 高橋正紘 193
O.前庭神経炎 高橋正紘 194

6.奇形 齋藤春雄 195

A.耳介奇形 195
B.外耳道閉鎖症 198
C.耳瘻孔198
D.中耳奇形 198
E.内耳奇形 201

7.外傷 久保 武 202

A.耳介血腫 202
B.鼓膜損傷 202
C.側頭骨骨折 203
D.内耳振盪症 205

8.腫瘍 小宗静男 206

A.外耳腫瘍 206
B.中耳腫瘍 207

9.神経疾患 矢沢代四郎 209

A.聴神経腫瘍 209
B.後迷路性難聴 211
C.顔面神経麻痺 212

10.治療・リハビリテーション 佐藤恒正 215

A.保存的治療 215
B.手術 217
C.聴覚管理 220
D.聴能訓練 222
E.補聴器のフィッティング 222

B.鼻 225 1.鼻の症状と病因および検査法 三宅浩郷 225

A.鼻閉(鼻閉塞) 225
B.鼻漏(後鼻漏) 226
C.くしゃみ 227
D.嗅覚障害 228
E.音声障害 230
F.鼻乾燥 231
G.痂皮形成 231
H.鼻出血 231
I.いびき 233
J.頭痛,頭重 233
K.顔面(頬部)腫脹 233
L.顔面痛・歯痛 236
M.視器に及ぼす影響 236

2.形態の異常 板倉康夫・浜口幸吉 237

A.後鼻孔閉鎖症 237
B.鼻中隔弯曲症 239

3.外傷 板倉康夫・浜口幸吉 240

A.鼻骨骨折(外鼻錐体の骨折) 240
B.顔面骨骨折(吹き抜け骨折) 241

4.炎症性疾患 242

A.外鼻の炎症 内田 豊242
B.急性鼻炎 内田 豊 243
C.慢性鼻炎 内田 豊 244
D.急性副鼻腔炎 内田 豊 245
E.慢性副鼻腔炎 内田 豊 247
F.新生児上顎洞炎(上顎骨骨髄炎) 内田 豊 253
G.歯性上顎洞炎 内田 豊 254
H.アレルギー性鼻炎 坂倉康夫・浜口幸吉 255

5.嚢胞性疾患 齋藤 等 259

A.副鼻腔粘液(膿)嚢胞 259
B.術後性上顎嚢胞 260
C.鼻前庭嚢胞,鼻口蓋嚢胞 261
D.歯性上顎洞嚢胞 263

6.腫瘍 森田 守 264

A.鼻・副鼻腔の良性腫瘍 264
B.鼻・副鼻腔の上皮性悪性腫瘍 267
C.鼻・副鼻腔の非上皮性悪性腫瘍 270

7.鼻・副鼻腔の特殊治療 坂倉康夫・浜口幸吉 272

A.保存的治療 272
B.手術的治療 274

C.口腔・咽頭・食道 276

1.口腔・咽頭の症状 山下敏夫 276

A.咀嚼障害 276 B.嚥下障害 277
C.味覚障害 279

2.口腔の疾患 西村忠郎 281

A.唇裂,口蓋裂 281
B.口内炎 282
C.舌炎 283
D.口腔底蜂窩織炎 284
E.唾液腺炎 284
F.流行性耳下腺炎 285
G.唾石症 285
H.がま腫 286
I.白板症 286

3.咽頭・扁桃疾患 287

A.急性咽頭炎 犬山征夫 287
B.慢性咽頭炎 犬山征夫 288
C.咽後膿瘍 犬山征夫 288
D.咽頭異物 犬山征夫 289
E.咽頭異常感症 犬山征夫 289
F.口蓋・咽頭扁桃肥大 形浦昭克 290
G.急性扁桃炎 形浦昭克 293
H.扁桃周囲炎,扁桃周囲膿瘍 形浦昭克 295
I.血液疾患に伴う扁桃疾患 形浦昭克 296
J.慢性扁桃炎,習慣性扁桃炎 形浦昭克297
K.扁桃病巣感染症 形浦昭克 299

4.食道疾患 進 武幹 304

A.食道炎,食道周囲炎,腐蝕性食道炎,逆流性食道炎 304
B.食道外傷 305
C.食道異物 305
D.療痕性食道狭窄 306
E.特発性食道拡張症(アカラシア) 307
F.その他の食道疾患 308

5.神経疾患 犬山征夫 309

A.軟口蓋麻痺 309
B.舌下神経麻痺 310
C.三叉神経障害 310
D.舌咽神経障害 311
E.迷走神経障害 312

6.腫瘍 今野昭義 314

A.口腔・咽頭良性腫瘍 314
B.唾液腺腫瘍 317
C.下顎骨腫瘍 321
D.上咽頭血管線維腫 323
E.舌癌 324
F.その他の口腔癌 326
G.上咽頭癌 329
H.扁桃悪性腫癌 331
I.下咽頭癌 333
J.食道癌 335

7.咽頭・口腔の手術的療法 338

A.咽頭扁桃(アデノイド)手術 形浦昭克 338
B.扁桃摘出術 形浦昭克 339
C.耳下腺の手術 金子敏郎 343
D.口腔・咽頭・頸部の再建外科 村上 泰 346

D.咽頭・頸部・気管支 349

1.呼吸困難 村上 泰 349

2.喉頭疾患 秋田谷 直 350

A.急性喉頭炎 350
B.慢性喉頭炎 343
C.声帯ポリープ 354
D.喉頭異物 356

3.気管・気管支疾患 松永 喬 357

A.気管・気管支炎 357
B.気管・気管支異物 362

4.形態異常 岩田重信 368

A.先天性喘鳴 368

5.神経障害 村上 泰 369

A.反回神経麻輝 369
B.喉頭痙攣 371
C.喉頭異常感症 372

6.腫瘍 内田正興 372

A.喉頭腫瘍 372

7.治療 岩田重信 378

A.保存的治療 378
B.手術的治療 379
C.気管切開・気管内挿管 382

E.頭・頸部 386

1.奇形 増田 游 386

A.頭部・頸部・顔面奇形 386
B.頸部嚢胞・瘻孔 388

2.炎症・その他 窪田哲昭 390

A.頸部リンパ節炎 390
B.甲状腺炎 391

3.腫瘍 窪田哲昭 393

A.リンパ節転移 393
B.甲状腺良性腫癌 396
C.甲状腺悪性腫瘍 397

4.外傷 加藤 功 402

A.顔面骨骨折 402
B.視神経管骨折 404
C.上・下顎骨骨折 404
D.歯牙外傷 405
E.喉頭気管損傷 405

5.神経障害 清水夏繪 408

A.三叉神経痛 408(項目のみ記す)
B.舌咽神経痛 408(項目のみ記す)
C.頸静脈孔症侯群 408
D.頸腕症侯群 411

6.治療 塀内正敏 413

A.頭頸部癌の進展度と治療の概念 413
B.保存的療法 417
C.手術的治療 420
D.頸部手術の合併症 422

F.音声言語 424

1.音声障害 小宮山荘太郎 424

A.無喉頭発声 424
B.機能性音声障害 425

2.言語障害 永渕正昭 428

A.言語発達遅滞 428
B.構音障害 431
C.聴覚障害に伴う言語障害 435
D.失語症 438

G.救急処置 442

1.めまいの救急処置 田口喜一郎 442

A.めまい対策の原則 442
B.めまいに対する初期対策 444

2.鼻出血の救急処置 新川秀一 445 3.気道・食道異物の救急処置 松永 喬 447

A.気道異物の救急処置 447
B.食道異物の救急処置 450

4.誤嚥の救急処置 松永 喬 450

III.耳鼻咽喉科に関連ある主要疾患

1.口腔・咽頭疾患 荒牧 元 454
2.唾液腺疾患 荒牧 元 456
3.食道疾患 渡邊 宏 457
4.リンパ増殖性疾患 古賀慶次郎 460
5.小児の精神医学的・心身医学的疾患 古賀慶次郎 462
6.ウイルス感染症 古賀慶次郎 464
7.細菌感染症 菊池恭三 465
8.マイコバクテリア感染症 菊池恭三 467
9.スピロヘータ感染症 菊池恭三 468
10.真菌症 菊池恭三 469
11.物理的原因による疾患 松永 亨 471

A.動揺病 471

12.騒音と健康 松永 亨・宮本浩明 473
13.多形滲出性症候群 荒牧 元 477
14.膠原病 菊池恭三 478
15.膿疱症 菊池恭三 480
16.外眼筋疾患 稲福 繁 481
17.眼窩疾患 稲福 繁 483
索引
和文索引 487
欧文索引 496

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