アナフィラキシーショック 最善の予防・診断・治療
すべての医療者・教職員に向けて
編集 | 光畑裕正 |
---|---|
ISBN | 978-4-7719-0462-0 |
発行年 | 2016年 |
判型 | A5 |
ページ数 | 192ページ |
本体価格 | 4,800円(税抜き) |
電子版 | あり |
M2Plus<電子版>
医療や教育の現場では、アナフィラキシーショックを的確に診断し、治療することが求められます。
本書は、病態の全体像を詳解し、予防・診断・治療を平易に解説した必携書です!
教育関係者に自信を持ってアドレナリン自己注射器を使用できるように、独立した章を設けています。
第1章 アナフィラキシーの概説
A アナフィラキシーとは?
B アナフィラキシーの用語
C アナフィラキシーの頻度
D アナフィラキシーを惹起する抗原
食物によるアナフィラキシー
食物依存性運動誘発アナフィラキシー
ラテックスによるアレルギー
薬物によるアナフィラキシー
抗がん薬によるアナフィラキシー
周術期のアナフィラキシー
造影剤によるアナフィラキシー
アルコールによる過敏性反応
精液によるアナフィラキシー
特発性アナフィラキシー(idiopathic anaphylaxis:IA)
昆虫刺傷によるアナフィラキシー
●文献
第2章 アナフィラキシーの症状・所見および臨床診断と病態生理
A アナフィラキシーの臨床症状・所見
B アナフィラキシー時の病態生理
C アナフィラキシーの診断基準
D 二相性アナフィラキシー
E アナフィラキシー時に生成・放出される化学伝達物質
F アナフィラキシーのリスクファクター
G 麻酔中のアナフィラキシー
H 薬物によるアナフィラキシーの既往歴の訴えの患者の対処
●文献
第3章 アナフィラキシーの治療
A アナフィラキシーの治療原則
B 皮膚症状に対する治療
C 第一選択薬
アドレナリン
補 液
酸 素
D 第二選択薬(抗ヒスタミン薬,ステロイド)
グルココルチコイド
抗ヒスタミン薬
E カテコラミン抵抗性血圧低下に対する治療
グルカゴン
バソプレシン
メチレンブルー
F アレルギー性急性冠症候群(Kounis syndrome)に対する治療
G 妊娠後期のアナフィラキシーに対する治療
H 2歳以下の乳児のアナフィラキシーに対する治療
I 麻酔中のアナフィラキシーに対する治療
J 予防法
●文献
第4章 アナフィラキシーの確定診断
はじめに
A アナフィラキシー発症早期の検査
B βトリプターゼ
C アナフィラキシーの原因物質の確定診断-in vivoの検査-
抗生物質による皮内試験について
D アナフィラキシーの原因物質の確定診断-in vitroの検査-
好塩基球活性化試験
白血球ヒスタミン遊離試験
●文献
第5章 病院外でのアナフィラキシーに対する治療-アドレナリン自己注射器の使用に関して-
はじめに
A エピペン(R)とは
B エピペン(R)の処方適用
C エピペン(R)の使用法
D 病院外でのアドレナリン注射の時期
E エピペン(R)の使用状況
F 教育機関でのエピペン(R)について
●文献
第6章 付 録
A 薬物性過敏症症候群
●文献
B アナフィラキシーのガイドライン
C アナフィラキシーに関する最高裁判決