呼吸器疾患-最新の薬物療法-2
感染症、免疫アレルギー、びまん性肺疾患ほか
編集 | 川名明彦、江口研二、副島研造、関 順彦 |
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ISBN | 978-4-7719-0473-6 |
発行年 | 2017年 |
判型 | B5 |
ページ数 | 270ページ |
本体価格 | 6,900円(税抜き) |
電子版 | あり |
多岐にわたる呼吸器疾患の薬物療法がこの1冊でまるわかり!
私たちには治療法の進歩を見据えたうえで,適正な薬物療法を選択してゆくことが強く求められています。
このような状況の中,呼吸器疾患の日常診療に役立つ,現時点での最新の知見を盛り込んだ薬物療法の手引き書がぜひとも必要と考え,企画されたのが本書です。(『はじめに』より抜粋)
I 呼吸器感染症 |
第1章 抗菌薬 1.市中肺炎における一般的な抗菌薬治療について(石田 直) 2.院内肺炎における一般的な抗菌薬治療について(三橋善哉,渡辺 彰) 3.耐性菌感染症に対する抗菌薬開発の現状(舘田一博) 第2章 抗結核・非結核性抗酸菌薬 1.結核の一般的な治療および潜在性結核感染症治療指針について(中原義夫,小川賢二) 2.多剤耐性結核菌に対する治療について(吉山 崇) 3.各種NTMに対する治療,および生物学的製剤を要するRA患者に対する対応を含めて(鈴木翔二,長谷川直樹) 第3章 抗真菌薬 1.肺真菌症(アスペルギルス,クリプトコックス)に対する治療(田代将人,泉川公一) 2.ニューモシスチス肺炎に対する治療(酒井 純,樽本憲人,前﨑繁文) 第4章 抗ウイルス薬(インフルエンザ,サイトメガロウイルスなど) 1.抗インフルエンザ薬の種類と使い分け(三木 祐) 2.サイトメガロウイルスその他の呼吸器ウイルスに対する治療(伊藤嘉規) |
II 気管支喘息 |
第1章 治療アルゴリズムについて(大田 健) 第2章 吸入ステロイド薬(各種吸入薬のデバイスも含めた特徴,使い分け)(新実彰男) 第3章 長時間作用性β2刺激薬(LABA)(相良博典) 第4章 抗アレルギー薬(LTRA,Th2サイトカイン阻害薬,TXA2阻害薬)(福永興壱,田野﨑貴絵) 第5章 その他の内服薬(テオフィリン製剤・β2刺激薬など)(長瀬洋之) 第6章 モノクローナル抗体(浅野浩一郎) 第7章 増悪期の治療(佐野博幸,東田有智) |
III COPD |
第1章 治療アルゴリズムについて(三嶋理晃) 第2章 吸入抗コリン薬(佐藤昭寿,玉置 淳) 第3章 その他の吸入薬(LAMA/LABA, LABA, ICS)(桑平一郎) 第4章 内服薬(テオフィリン製剤,去痰薬,マクロライド系抗菌薬)(菊池亮太,青柴和徹) 第5章 急性増悪時の治療(山田充啓,杉浦久敏) |
IV 間質性肺炎 |
第1章 特発性間質性肺炎(IIPs)の分類(坂東政司) 第2章 ステロイド薬(各種IIPsにおけるステロイド薬の適応と臨床成績)(谷口博之,片岡健介) 第3章 免疫抑制薬(各種IIPsにおける免疫抑制薬の適応と臨床成績)(小倉高志) 第4章 抗線維化薬(ピルフェニドン,ニンテダニブ) 抗線維化薬の適応,臨床成績と今後の展望(渥美健一郎,吾妻安良太) 第5章 膠原病肺の分類と治療薬(桑名正隆) 第6章 その他の間質性肺炎(過敏性肺炎,薬剤性間質性肺炎,放射性肺炎)(土屋公威,稲瀬直彦) |
V 肺高血圧症 |
第1章 肺高血圧症の臨床分類と重症度分類(坂尾誠一郎) 第2章 重症度に応じた各種治療薬の治療成績・使用法(併用含む)(上田 仁,中西宣文) |
VI 肺血栓塞栓症(急性) |
第1章 抗凝固療法薬(田邉信宏) 第2章 血栓溶解療法薬(佐藤 徹) |
VII その他の呼吸器疾患 |
第1章 サルコイドーシス/多発血管炎性肉芽腫症(ウェゲナー肉芽腫症)(小川和雅,岸 一馬) 第2章 急性呼吸窮迫症候群(ARDS)(横山俊樹,近藤康博) 第3章 リンパ脈管筋腫症(関本康人,瀬山邦明) 第4章 肺胞蛋白症(肺胞蛋白症の治療とGM-CSF吸入療法の今後の展望)(高田俊範) |