高齢者周術期管理マニュアル
“術後せん妄”と“術後認知機能障害”の予防をエンドポイントとした
編集 | 新山幸俊、木村 哲、合谷木徹 |
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ISBN | 978-4-7719-0575-7 |
発行年 | 2023年 |
判型 | B5 |
ページ数 | 136ページ |
本体価格 | 4,900円(税抜き) |
電子版 | あり |
M2Plus<電子版>
高齢者の術後高次機能の維持を目的とした介入は、有用性が未確定な分野が多い。本書は、術後せん妄・認知機能障害を予防するための周術期介入の最新のエビデンスを詳解する。
第I章 はじめに 1
01 手術・麻酔の侵襲が高齢者の術後高次機能に与える影響 2
02 神経炎症と術後認知機能障害 4
03 ERAS 6
04 高齢者におけるERAS 8
第II章 術前管理 11
01 フレイルと高次機能障害 12
02 サルコペニアと高次脳機能障害 14
03 プレハビリテーション 16
04 術前認知機能検査(MMSE) 18
05 術前認知機能検査(Mini-Cog test①) 20
06 術前認知機能検査(Mini-Cog test②) 22
07 歯科治療介入 24
08 歯牙本数評価 26
09 嚥下機能評価 28
10 嚥下機能リハビリテーション 30
11 術前栄養 32
12 絶飲食 36
13 禁煙 36
14 好中球と術後せん妄 40
15 ビデオゲーム 42
第III章 術中管理 45
01 選択すべき麻酔法:区域麻酔VS.全身麻酔 46
02 選択すべき全身麻酔薬:吸入麻酔VS.静脈麻酔 48
03 術中脳波モニタリング:効果ありVS.効果なし 51
04-A デクスメデトミジン:効果あり 54
04-B デクスメデトミジン:効果なし 56
05 レミマゾラム 58
06 呼吸管理 60
07 循環管理:平均血圧の維持に意義ありVS. 意義なし 63
08 補液管理 66
09 輸血 68
10 循環作動薬 70
11 体温管理 72
12 メチレンブルーによる認知機能障害予防 74
13 インスリンによる認知機能障害予防 76
14 覚醒・抜管 78
第IV章 術後管理 81
01 高齢者におけるマルチモーダル鎮痛 82
02 オピオイド 84
03 オピオイドフリー麻酔 86
04-A 硬膜外麻酔:効果あり 88
04-B 硬膜外麻酔:効果なし 90
05 末梢神経ブロック 92
06 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS) 94
07 アセトアミノフェン 96
08 デクスメデトミジン 98
09 リドカイン 100
10 尿道カテーテルの違和感予防 102
11 高齢者の局所麻酔中毒 104
12 術後悪心・嘔吐(PONV)対策 106
13 術後栄養 108
14 腸内細菌 108
15 術後リハビリテーション 112
16 術後せん妄の評価法 114
17 術後認知機能の評価法 116
18 集中治療後症候群 118
索引 121