麻酔 2015年1月号
【特集】麻酔科医による研究と公表の展望
The Japanese Journal of Anesthesiology (Masui)
第64巻第1号(2015年1月号)
巻頭言
本誌“麻酔”と教室の歴史,そしてカフ脱落 佐和貞治 1
特集:麻酔科医による研究と公表の展望
緒言とまとめ 浅井 隆 2
なぜ臨床医は研究と公表をすべきか 外 須美夫 4
日本の麻酔科医のこれまでの貢献 花岡一雄 11
日本の麻酔科領域の研究,公表活動の現状と対策 廣田和美 17
“有用な”研究の組み立て方―麻酔科医が研究をするにはどのようにテーマを決めるべきか― 内田篤治郎ほか 30
研究施行,公表上の必須事項 諸岡浩明ほか 40
研究成果の公表:医療の進歩と達成感を味わうために 磯野史朗 49
総説
気管挿管に伴う声帯麻痺について 木倉睦人ほか 57
原著
腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術における麻酔覚醒前フルルビプロフェン投与の有効性 白坂 渉ほか 60
臨床経験
小児におけるカフ付き気管チューブのサイズ選択基準の検討 似内久美子ほか 65
前置癒着胎盤帝王切開症例の麻酔管理 松岡 慶ほか 70
傍伏在静脈アプローチでの伏在神経ブロックの有効性 中村武人ほか 77
短報
全身麻酔後の覚醒遅延がレビー小体型認知症の症状と判明した1症例 武部佐和子ほか 81
縦隔圧排により呼吸不全を来した慢性出血性膿胸の麻酔経験 黒瀧健二ほか 84
レミフェンタニルと糖添加輸液により管理したコントロール不良糖尿病合併小児開頭術の1症例 本間舞子ほか 87
全身麻酔導入後に換気不能となった鼻出血の1症例 大地史広ほか 92
デクスメデトミジンとランジオロールを用いて鎮静を行った脊髄くも膜下麻酔の1症例 出口志保ほか 95
紹介
小児気管チューブ多施設横断現状調査 木下真央ほか 98
外国文献紹介 103