麻酔2025年1月号 睡眠の科学:睡眠と麻酔に関する理解の深化と臨床展望


ISBN
発行年 2025年
判型 B5
ページ数 96ページ
本体価格 2,700円(税抜き)
電子版 なし


睡眠の意義や影響は未解明な部分が多く、麻酔科医でも麻酔と睡眠の違いを正確に説明できる人は少ない。しかし、近年の研究で睡眠に関する科学的知見が増え、注目度が高まっている。特に、睡眠障害が重症患者のせん妄に関連するとの報告があり、診療への応用が期待される。本特集では、睡眠と麻酔の違いや睡眠の質低下が臨床に及ぼす影響、その対策を解説する。

●巻頭言
能登半島地震を経験して 谷口 巧 1

●特集
睡眠の科学: 睡眠と麻酔に関する 理解の深化と臨床展望
緒言とまとめ 内田 寛治 2
睡眠と麻酔は同じなのか?睡眠医学の知見をもとに 河合 真 5
マウスにおける REM・NREM 睡眠制御と線虫の睡眠から見る新たな睡眠制御メカニズム 千葉 隆之介ほか 10
睡眠と麻酔は同じなのか?生理学的見地から 萩平 哲 19
新しい睡眠時無呼吸症の治療戦略 ―舌下神経電気刺激療法― 中島 逸男 30
ICUでの重症患者の睡眠 増山 智之 37

●症例報告
心臓手術後に術操作に伴う右冠動脈閉塞が判明した
2 症例 古市結富子ほか 46
抗NMDA 受容体脳炎に悪性症候群を合併した
卵巣腫瘍摘出術の周術期経験 押田 達朗ほか 52

◆外国文献紹介 56
◆投稿規定 58