問題形式で学ぶ臨床検査医学
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監修の言葉
今日では,臨床検査が臨床医学の中で極めて重要な役割を果たし,日常診療に不可欠であることは,誰もが認めるところであろう。
そのために,医師は臨床検査の目的や意義,検査法の原理,誤差の原因,成績の解釈などについて十分に理解していることが必要である。
臨床検査医学は医学教育において重要な地位を占めるようになり,すでに多くの大学では,臨床検査医学(臨床病理学)講座が設置され,臨床検査医学の教育が行われている。
本書は医学部学生を対象に近い将来臨床医となるために,最小限これだけは知っておきたい臨床検査医学の基本的な事項をまとめたものである。また,学生諸君にとり理解しやすいように,他の一般的な解説書と違い,医師国家試験に用いられている設問方式を採り,ポイントがわかりやすいよう解説を加えた。
執筆者は,順天堂大学医学部で臨床病理学の講義とBSL(bed side learning)を担当する者である。
本書に対する御批判,御意見をお寄せいただければ幸いである。
2004年3月
順天堂大学医学部 臨床病理学教室教授 猪狩 淳
1.検査総論 問題1~15
2.尿・穿刺液 問題16~30
3.血算,血液像 問題31~60
4.止血凝固 問題61~75
5.酵素,色素,腎機能 問題76~93
6.糖,脂質代謝 問題94~113
7.内分泌 問題114~128
8.電解質,酸塩基平衡 問題129~142
9.蛋白,炎症,腫瘍 問題143~161
10.自己免疫,アレルギー 問題162~170
11.感染免疫 問題171~187
12.微生物 問題188~233
13.遺伝子 問題234~240