01keiseisyujyutu
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⃝動きに抵抗がある場合には,この鼻限切開⃝非披裂側の剥離は,披裂側と同範囲で行う⃝非披裂側口唇の中心が顔の正中まで動くことのみならず,同側の鼻翼を正中側に容易に動かせるようになることが重要である。24後に剪刀で剥離を追加する。注意点⃝鼻限切開時にメスの角度に注意を払う。鼻腔内側にメス刃先を傾けすぎると,鼻限の稜線を切除(削除)してしまうことになる。動できることを確認する。的操作のみで剥離を完遂できる。ことを心がける。8▪鼻限に沿って切開する。▪披裂側鼻翼を鼻尖方向(矢印)に牽引して みる。▪下鼻甲介近くの切開剥離面を電気凝固・止血 する。非披裂側口唇と鼻腔底の剥離Point⃝前の剥離がしっかりできていると,この鼻限切開で大鼻翼軟骨と鼻腔ライニングが自由に動くようになる。Point⃝披裂側鼻翼を抵抗なく正中側・鼻尖側に移Point⃝下鼻甲介近くの切開剥離面は,術後滲むような出血が続くことがあるので,この場所は止血しておく。この場所の創露出面は,完全裂症例では上皮で被覆しきれないことがある。Point⃝非披裂側口輪筋群を骨膜上で剥離するのは,披裂側より抵抗が少なく容易である。⃝剪刀で切る動作をほとんどせずに,ほぼ鈍

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