67⃝創縁を十分寄せられれば,剥離は必ずしも⃝剥離の程度は通常,創縁から1〜2cmで⃝0や1–0ポリジオキサノン糸(PDS®Plus⃝長期間抗張力を維持できるポリジオキサノン糸が,ポリグラクチン糸(Vicryl®など)に比べて適している。⃝皮島を挟んで,頭側縁と尾側縁の深筋膜を⃝深筋膜同士を縫合することで,深筋膜より上の脂肪組織と皮膚が一緒に寄ることが大切である。⃝下図は,皮島がない通常の縫合の模式図であるが,深筋膜を縫合することで脂肪層が密着する。159必要ない。十分である。など)を使用する。縫合する。注意点⃝皮膚が寄るように,深筋膜と脂肪組織の間は決して剥離してはいけない。大胸筋筋膜下の剥離▪頭側縁と尾側縁にて,大胸筋筋膜下を剥離する。大胸筋筋膜の縫合▪頭側縁の大胸筋筋膜に糸をかける。▪中央の皮島の大胸筋筋膜のところを通す。Point⃝筋膜の剥離は術後疼痛の原因となるため,大胸筋筋膜を剥離する前に局麻しておくとよい。PointPoint
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