心電図学習編サンプル
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ⅠⅡⅢⅠⅡⅢ第4章QRS波をチェックほとんどありません. 右脚ブロック(本来は正常軸から軽度の右軸偏位)に左脚前枝ブロックを合併した2束ブロックの心電図を示します(図4—6).V1誘導でT波の陰転を伴うrSR’パタンとV5誘導で幅の広いS波と陽性のT波を認め,QRS幅が0.12秒以上あることから完全右脚ブロックの診断は明らかです.同時に,Ⅰ誘導のQRSは陽性でaVF誘導のQRSが陰性のことから左軸偏位も伴い,2束ブロックの診断が可能です. なお,右脚ブロックに左脚後枝ブロックを合併する頻度は,左脚前枝ブロックを合併する頻度よりも低いといわれています.図4—7には,右脚ブロックに左脚後枝ブロックを合併し,著明な右軸偏位を呈した実例を示します. いずれの場合にも残る1束にも伝導障害を生じると3束ブロック,すなわち3度房室ブロックへ進行することが懸念されます.aVaVaVaVaVaVRRRRaVaVaVaVaVaVLLLLaVaVaVaVaVaVaVaVaVaVaVaVFFFFFFFaVaVaVaVaVaVLLLLaVaVaVaVaVaVaVaVaVaVaVaVFFFFFFF図4—7 2束ブロック その2 完全右脚ブロックに右軸偏位を合併し,左脚後枝ブロックを合併した2束ブロックと考えられます.図4—6 2束ブロック その1 完全右脚ブロックに左軸偏位を合併し,左脚前枝ブロックを合併した2束ブロックと考えられます.VVVVVV1111VVVVV2222VVVVV3333VVVVV4444VVVVV5555VVVVV6666VVVVVV1111VVVVV3333VVVVV4444VVVVVVVV5555VVVVV666679

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